まだブログの仕様も定まってませんのでご容赦ください

まだ、夢の途中(前編)

あっという間に、前回の更新から随分な時間が空いてしまいました。
もはやブログとは何なのかというレベルの放置具合ですが、この間にも下書きは何本も書いておりました。ただ、どれもメモ段階のまま仕上げずじまいで。。。

ともあれ、今度こそ気が向いたので、ひとまず近況とここまでの来し方を簡単に綴ってみたいと思います。

 

近況

当初計画では、今頃は英国の大学院で博士課程2年目のクリスマス休暇を迎えてる予定でした。ところが実際には、日本に帰ってきてから2度目のクリスマスを過ごしております。

ここに至る経緯は後で記しますが、今現在は、東京でお仕事してます。
それも、ただのお仕事ではなく、遺跡発掘のお仕事です。 

 

長年夢見てきた、「考古学者」としてのお仕事。毎日遺跡に立って、あれこれ見て感じて考えて。知的刺激にあふれている、本当に素敵なお仕事です。

一方で、日本の考古学は正直なところ専門外。自身の知識不足、経験不足、実力不足に苦しむ日々でもあります。また、時間的制約が大きくなった事で、心身の疲労を回復させる時間も含めて、時間のやりくりが以前より難しくなってしまったのも事実です。

そんな訳で、ようやく日本考古学に向き合っている今日この頃なのですが、西アフリカの製鉄文化云々という自身のテーマを捨てた訳では全くありません。
道筋は少し修正しましたが、かなり近い未来にまた海外の大学院に行って、ここまで考えてきたテーマを更に深めていくという計画は、自分の中にまだしっかりと生きております。

 

さてそれでは、今いる場所は寄り道や遠回りなのか。私は、全くそんなことはないと思っています。

歴史学をバックグラウンドにしている私にとって、現場経験の不足は、今後「考古学者」を名乗るにあたっての大きな懸念の一つでした。

今の職につくまで暫くはアルバイトとして発掘に参加してましたが、立場が変わったことで、得られる経験の質は大きく変わりました。もちろん、まだまだ学ぶことばかりですが、既に数ヶ月前の自分とはだいぶ違うところまで来れたのではないかと自負しています。(元が酷すぎただけですが)

加えて、日本は製鉄文化の研究が割と盛んな地域の一つ。今後の自身の研究をにらんでも比較考古学的なテーマは避けては通れませんので*1、この機会に日本の考古学の知識をつけることは非常に役立つと考えています。

もちろん、現在のような立場で発掘の現場に関わっていることは、CV(履歴書)の上でも大きな違いを生むことは明白です。

 

詳しい経緯は措きますが、とかく現在の状況は様々な偶然が重なった上での幸運としか言いようがありません。
あとは、この幸運をキチンと次に活かせるように、着実な手を打っていくのみです。
相変わらずの精進の日々ですが、色んなものに負けないように努めてまいります。

 

プライベートでは、、、特にここで書くようなことはございませんので割愛いたします!笑

 

もう遅いので、ここまでの経緯は後編にて。

(頑張って年内には書きます。。。)

*1:修士論文も一応国際比較を試みて、日本の例も付け焼刃ながら出しました。あまりの付け焼刃加減に、絶対に日本考古学プロパーの人には見せたくないレベルですが。。。